無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

高野山を汗臭い男たちの聖地にしてしまった張本人「孔雀王」荻野真(原作)/AIC/OVA/1988年/懐アニ

現代の創作世界は、一言で言って混沌だ。 これはこういうジャンルだと、区分するのが非常に難しく、和洋折衷どころの話ではない”合いの子”で溢れている。 そんな中でも、昔から女性に人気なのは和の呪法の世界だろう。最早流行の先端というわけでも無いけれ…

オジさんが観る春アニメはコレ。

GW始まっちゃったね。 僕は分割式(4/29〜4/30、5/3〜6)のGWなので、長期休みの人が眩しくて仕方ないのだけど、始まってない人というか、そもそもGW無い人も沢山いるだろうから贅沢は言わないでおこう....と思い込めれば人間苦労はしない。誰が連休の合間の…

30周年でこれほど公式が動かないのは怒りを通り越して哀しい...「機動警察パトレイバー アーリーデイズ(旧OVA)」スタジオディーン(制作)/押井守(監督)

もう4月も25日である。 GWはまだかまだかと落ち着かなかったり、この春入社した多くの人たちが初の給料を手にしちゃう時期であろう。 初任給と云えば、自分は何に使っただろうか?普通に漫画の大人買いやゲームソフトを買っただけだったかもしれない。思い…

自分がやりたいゲームが分からない「QIX++」タイトー/PS/Xbox

自分がどんなゲームをやりたがっているのか分からない。 ミリタリー物のFPSをやってもモチベーションは続かないし、評判の良いオープンワールドのRPGは横道に逸れているうちに飽きてくる。 かと言って昔好きだったJRPGの新作に手をつけても、古臭かったり革…

甘い物には棘がある。

普段から誰かと外食することも無ければ、冠婚葬祭等にも行かない(呼ばれない)生き方をしている僕が、会社の記念事で仕方なくホテルでのパーティーに参加してきた。 普段は作業着だから着慣れないスーツ。ネクタイだけは絶対しないぞと一人だけ反逆してみた…

楽園と自由は共存出来ない「アップルシード(1988年版)」士郎正宗(原作)/片山良一(監督・脚本)/感想

”士郎正宗と言えば攻殻機動隊の人、そう思ってくれるならまだマシ(アニメ版の監督達”押井守” "神山健治"ばかりに目が行って原作者の名前がうろ覚えの人もいるから)というものかもしれないが、けして攻殻機動隊だけの人ではない” 熱心なファンはそう言って…

オジさん、ようやくこの春散ったアニメを見終わったよ....

季節の変わり目にアニメが入れ替わると、なんだかんだで俺はコレを見るぜ!と、後で忘れてしまわないよう(ネット配信でしか見れないことも多いから本当に忘れてしまうことがある...)に書いておくのだけど、それをチェックした感じでは年明けに始まった作品の…

和風ハンバーグって洋風?「魔法使いの娘」那州雪絵/新書館/感想

魔法使いって和風なイメージがまるでない。ハリーポッターや指輪物語に登場するベタな人たちばかり頭に浮かぶ。 じゃあ和風な魔法使いってどういう人たちのことを言うのか? そう考え出すと確かに陰陽師こそ和風な魔法使いにぴったりに思えてくる。 魔法使い…

買った嫁に飼われる魔法使い「魔法使いの嫁」ヤマザキコレ(原作)/長沼範裕(監督)/WIT STUDIO(制作)/感想

”魔法使い”と言うと、昔からローブを纏い杖を持ち、ちょっと鷲鼻でとんがり帽子を被った老人のような姿を連想してしまうけれど、それって何処から広まった常識なのだろうか?同じように考え調べた人がネットでも複数いるも、ほとんどコレという原点は見つか…

出来ることをしないひと、出来ないことをするひと「火垂るの墓」野坂昭如(原作)/高畑勲(監督)/感想

ようやく北海道も春らしくなり、そろそろ車の整備もしなくてはと、ガソリンスタンドまでオイル交換に行った。 同じように考えた人が多いのか混み合っていたのだけど、タイミングが良かったようで待ち時間がそれほどかからず終了。 待っているうちに読んでい…

信じていない者も救われる「リルリルフェアリル」スタジオディーン(制作)/感想

いつの間にか幼児退行でもしてるかのように、子供向けアニメを観る頻度が増えてきた。別に子持ちだから一緒になって見てしまっているわけでもなく、ついつい観てしまっているのだ。頭でっかちな正しさの競い合いや、奇をてらったファンタジーに草臥れた脳に…

プリパラとアイカツ!

この季節になると、いつも同じように書き込んでいる気がするが”まだ”新しいアニメは全然観れていないし、前期で終わったアニメも全部観れていない。 長年苦楽を共にしているレコーダーへ日に日に増える『新』の文字。なのについついNetflixで三度目の「オー…

日高晤郎というラジオ芸人

高畑勲監督の訃報が流れた日、個人的にはもう一つ悲しいニュースを知ることとなった。 ほぼ35年間、毎週土曜日の8時から17時まで9時間の生放送ラジオ番組をやっていた日高晤郎さんが、数日前に亡くなっていたことを、友人からのメールで知らされたのだ…

高畑勲という自由人と遺された人

昨日は朝からショッキングなニュースが飛び込んできた。高畑勲監督の訃報である。 何がそんなにショックって、常にあらゆるものに興味を持ち、どんな些細なことでも調べ尽くしてから前へと進む制作手法が許される唯一のアニメ監督だったのではないか?と思う…

”赤尾でこ”な”三重野 瞳”

声優が普通に歌手としても活動する今が第何次声優ブームなのかは分からないけれど、僕が声優の演技ではなく歌の部分を好きになったのは、かれこれ20年以上前のことになる。 当時一番人気があったのは林原めぐみで、演技の上手さが歌にも活かされており素晴…

雨降って”自”固まる「恋は雨上がりのように」渡辺歩(監督)/眉月じゅん(原作)/WIT STUDIO(制作)/感想

※ネタバレ 今では遠い昔の話だと思っていた甘酸っぱい感覚を思い出させてくれた。諦めることはないと思わせてくれた。そんな作品だったかもしれない.... TVアニメ「恋は雨上がりのように」 本予告PV 気持ちを口に出すのが苦手な女子高生”橘あきら”が、部活で…

やっぱり現実は怖いっていう話「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」伊藤智彦(監督)/A-1 Pictures(制作)/感想

※ネタバレするよ 昨日は4月1日のエイプリルフールということで、当然のように嘘のニュースが飛び交い、簡易的に作られた1日だけのコラボゲームなども多くの人たちが満喫していた。 Google Japan Blog: Google マップでウォーリーをさがせ !(4/1から1…