新型コロナウイルスワクチン(2021年8月24日撮影、資料写真)。(c)Ahmad GHARABLI / AFP 【9月2日 AFP】米国で今年3月以降、新型コロナウイルスワクチン少なくとも1510万回分が廃棄されていたことが、NBCニュース(NBC News)の報道で明らかになった。 NBCは開示請求で入手したデータを引用し、1510万回分という数字は従来の想定をはるかに上回っているが、データは薬局や州などのワクチン提供事業者の自己申告に基づいているため、実数はさらに多い可能性があると述べた。 少なくとも7州と主要連邦機関のデータは含まれていない。 廃棄される理由は、瓶の割損、希釈ミス、冷凍・冷蔵設備の故障などさまざまだ。 「Our World in Data」によると、アフリカ大陸でのワクチン接種完了者の割合は2.8%となっている。 一方、米国におけるワクチン接種回数は約4億4000万