名古屋市中区の古書店が、解剖学者で東大名誉教授の養老孟司さんのベストセラー「バカの壁」（新潮新書）をショーウィンドーに積み上げて展示したところ、「バカの壁の壁」と、インターネット上で話題になっている。 この古書店は伏見地下街にある「ＢｉｂｌｉｏＭａｎｉａ（ビブリオマニア）」で、３２５冊の背表紙が縦横１メートルほどに広がり、大きな壁を作っている。「バカの壁」は２００３年に刊行され、４００万部を超える大ベストセラー。その分、古書店業界でも流通量が極めて多いという。店主の鈴村純さんが２年前から少しずつ集め、１年ほど前から展示を始めた。今は１０００冊を目標にしているという。 鈴村さんは「初めは『本の壁って面白いかも』という軽い気持ちだったが、壁が大きくなるにつれ、アートだと考えるようになった。壁を見て、本の流通など何かを考えるきっかけにしてほしい」と話している。

トップ > 岐阜 > 7月12日の記事一覧 > 記事 【岐阜】 高山にオタク集まれ！　来月、二次創作作品の即売会 Tweet mixiチェック 2013年7月12日 打ち合わせをする実行委員たち＝高山市三福寺町で アニメや漫画などのファンが本来のキャラクターや設定を生かしながら独自に創作した作品の即売会が、八月十一日に高山市問屋町のイベント会場マウントエースで開かれる。企画するのは高山市内に住む二十代前半のオタク女子たち。「地元ではアニメや漫画作品のファンが集まって交流できる場所がない」と、仕事の合間を縫って準備を進めている。 こうした作品は二次創作作品と呼ばれて人気を集め、全国の主要都市で即売会が開かれている。主催者が会場を借り、愛好者がスペースを使って自分たちの好きな作品のパロディー漫画やキャラクターグッズなどを販売する。規模は大小さまざまで、東京都では三日間で五十万人が集まるイベン

岐阜県高山市の飛騨一宮(いちのみや)水無(みなし)神社で３日に行われる「飛騨生きびな祭」が、同市を舞台にしたテレビアニメ「氷菓」とコラボレーション（連携）する。１９５２年に始まった祭りを、作品の人気にあやかって盛り上げるのが狙い。アニメファンの若者を呼び込み、地域活性化につなげようという同様の試みは、各地に広がっている。 生きびな祭は五穀豊穣(ほうじょう)や女性の幸せを祈願し、飛騨地方の女性９人が、おひな様やお内裏様、三人官女などにふんして行列する。 「氷菓」では最終回の第２２話「遠まわりする雛(ひな)」で、ヒロインの千反田(ちたんだ)えるが「生きびな祭は、女の子が生きびなになるんです。おひな様の役は、ここ数年私が仰せつかっています」と主人公・折木奉太郎(おれきほうたろう)に説明。コラボは地元有志でつくる「高山『氷菓』応援委員会」＝小鳥英介代表（３０）＝が提案し実現した。祭りのＰＲポスター

トップ > 愛知 > 2月27日の記事一覧 > 記事 【愛知】 南吉ファン、全都道府県から　半田の記念館 Tweet mixiチェック 2013年2月27日 山本館長（左）から一番乗りの認定証を受け取る安藤さん＝半田市の新美南吉記念館で 半田市の新美南吉記念館は二十六日、一月の新装開館から二カ月弱で四十七の全都道府県からの来館を達成した。最後の一枠だった栃木県からこの日、男性が訪れた。関係者は予想を上回る早期の「全国制覇」に驚き、あらためて南吉作品ファンが全国にいて、その人気が根強いことに感じ入っている。 記念館は、各都道府県から最初に訪れた人に記念品を贈る企画「一番乗り競争」をしていた。一月中に三十八都道府県から来館があり、二月十七日以降は栃木県の来館者だけがいなかった。 栃木県から訪れたのは、半田市への出張帰りに立ち寄った宇都宮市の会社員安藤則雄さん（４９）。山本英夫館長らから、一番

トップ > 福井 > 2月18日の記事一覧 > 記事 【福井】 背中を蹴飛ばしたい→蹴りたい背中　司書の相談体験一覧 Tweet mixiチェック 2013年2月18日 入力中の覚え違い事例を前に「人が覚え違うのは当たり前。このページで検索システムを補いたい」と話す宮川陽子さん＝福井市の県立図書館で 「『ぶるる』みたいな旅行ガイドの本はどこにある？」－『るるぶ』ＪＴＢパブリッシング発行。「ウサギのできそこないが二匹出てくる絵本」－『ぐりとぐら』。ぐりとぐらは、おりょうりすることたべることが好きな「のねずみ」です。こんな思わず笑ってしまうようなやりとりが、県立図書館のホームページに掲載されている。二〇〇七年から続く人気コンテンツ「覚え違いタイトル集」だ。 「読みたい本を蔵書検索システムで探したけれど、どうしても見つからない」といった相談が、図書館カウンターにはよく寄せられる。検索システムで

トップ > 愛知 > 12月9日の記事一覧 > 記事 【愛知】 南吉生誕１００年で特集　知多半島の観光情報誌 Tweet mixiチェック 2012年12月9日 「この本を手に知多半島に遊びに来て」と話す中埜社長＝半田市東天王町で 知多半島観光情報誌「ぶらりぐるり知多半島」の二〇一三年版ができた。来年、生誕百年を迎える半田市出身の童話作家新美南吉を特集しており、東海四県の書店などで販売されている。 中埜総合印刷（半田市）が毎年発行していて、今回が第五弾。 南吉特集は、半田市の新美南吉記念館の学芸員や小学校教諭らが勧める作品を解説。南吉ゆかりの地を巡る観光コースも写真付きで紹介している。 「アート×ごはん」をテーマに、ギャラリーが併設された風情のある飲食店も収録。半島各地の散策コース、美術館の案内も載せた。 中埜宏泰社長（６０）は「人に焦点を当てた読み応えのある本に仕上げた」と話している。

【安城・二本木保育園】 安城市ゆかりの童話作家、新美南吉に親しみを持ってもらおうと、同市立二本木保育園の保育士たちが、「南吉体操　ハイハイハイ！」を考案した。絵本でなじみがある「ごんぎつね」などの作品を歌詞に盛り込み、軽快なリズムに合わせて体を動かせるように工夫した。同保育園では６日の運動会でお披露目する。 ●作品覚えよう　歌詞に盛る 来年、南吉の生誕１００年を迎えるのを前に、園内に「南吉プロジェクト」を立ち上げた。保育士が南吉についての理解を深め、子どもたちに伝えていくのがねらい。 体操は、学生時代に音楽活動や踊りのチームに入っていた若手保育士３人が中心となって、８月末から取り組んできた。 学生時代にバンド活動をしていた東海林雅人さん（２４）が作詞を担当。絵本で目にする機会の多い「ごんぎつね」「でんでんむしのかなしみ」「手袋を買いに」を１〜３番の歌詞に取り入れ、南吉と南吉作品を