macOS Big SurにしてからMacの起動に時間が掛かるようになったという話は割とよく目にする症状で、これは私も経験していてmacOS Big Sur 11.3 Beta 2が入っている現在も未解決のまま。 そしてこれとは別にいま困っているのが表題の件。 今回はこの現象に抗う（無駄な抵抗とも言う←）方法を紹介します。 どういう現象か 症状 日本語の入力（キーに対する反応）が異常に重い、例えば： "sapporosi" とキーを叩いてから "札幌市" の変換候補が表示されるまでに約15秒 といった具合。 発現条件 アプリケーションを起動した直後からの約20秒間に発現し、時間経過後は平常。 ただし発現するのはアプリケーション初回起動時のみで、Macの電源を切らない限りは同じアプリケーションで現象が再発することはない。 なお発現するのは日本語IM使用時のみで、他言語では不明だが少なくとも英

任意の検索条件を設定し、それに該当するファイルやフォルダが集約される（ように見える）のがSmart Folder（スマートフォルダ ）です。 別の言い方をすると "作成した検査条件を、フォルダという形を借りて保存したもの" がスマートフォルダで、作成したスマートフォルダを開くとそこは検索条件に該当するファイルなどが表示されるようになっています。 ( ˙-˙)。oO(Mail.app、写真.app、ミュージック.appなどにも用意されてるよ) Finderでもこのスマートフォルダは使えるので重宝しているのですが、時として作成済みのスマートフォルダに設定してある検索条件を変更したいことがあります。 またこれとは別に、スマートフォルダに表示されるべきファイルやフォルダが何故か表示されない（検索条件には適合しているのに表示されない）といった不具合にも時々遭遇します。 今回は上記2つのやり方（対処法

ごく稀にですが、Finderのスマートフォルダ内に削除できない白紙アイコンのファイルが出てくる事があります。 今回はこの削除できないファイルがある場合の対処法を紹介します。 どういう状況？ 何が起きたの？ やってみたこと エイリアスの削除を選択 エイリアスの変更…を選択 ここまでの経過（その1） 他にやってみたこと ディスクユーティリティ（Fast Aid）を実行 Macの再起動 Terminal.appから強引に削除 ここまでの経過（その2） 正解の対処法はこれ まとめ どういう状況？ 例えばこんな感じです（状況再現のため画像加工で作成） 何が起きたの？ これを右クリックのメニューから削除しようとするエイリアスのオリジナルが見つからない旨を知らせるダイアログが出ます。 でも、この白紙アイコンにはエイリアスファイルである証しの矢印が描かれていないので（少なくとも見た目上は）エイリアスではな

macOS 10.13 High Sierraリリース（2017年秋）時点で札幌市白石区の一部が正しく検索できない問題があったことを以前記事にしましたが、 ringosuki.hateblo.jp いつの間にかちゃんと検索されるように修正されていました。 上記エントリでは2018年9月時点でも未修正であることを追記して以降追加情報を記すのを忘れていましたが、macOS 10.14リリース後でも未修正だったような気がします。 もしかしたらmacOS 10.15で修正されたのかもしれませんが、逐一確認することを怠っていたため正確にいつ頃修正されたのかは分かりません、ごめんなさい。 不具合の概要 例えば "札幌市白石区本郷通4丁目南1番20号" （札幌ドラッグストア）だと： 札幌市｜白石区｜本郷通｜4丁目南｜1番｜20号 にピンが立たないとダメなのにこの住所で検索をすると： 札幌市｜白石区｜本郷

macOS 10.15.4にアップデート後、一部の環境でFinderがクラッシュしたりカーネルパニックが発生するなどの不具合が起きている模様です。 www.macrumors.com Finderのクラッシュ 非常に容量の大きなファイル（30GB以上）を取り扱うとFinderのクラッシュやハングアップ、あるいは動作が緩慢になるといった現象が起きるようです。 普通に使っている分においては30GBを超えるファイルを扱う機会はそう多くないと思いますが、動画編集などでは珍しくないファイルサイズかもしれないので要注意です。 現時点ではファイル容量に気をつけるとという消極的対処法しかないと思いますが、Finderがクラッシュするだけだったら実害を被る心配は無いかもしれません。 (´-`).｡oO(可能性は極めて低いけど他のアプリが道連れクラッシュした場合はファイル喪失の可能性あり) カーネルパニック

macOS Catalina、あるいはその前あたりからmacOSのアップデータを適用すると楽天のページが崩壊するといった現象をしばしばお見舞いされているのですが、皆さんいかが？ 画像の読み込みができていないのか、CSSの読み取りに問題があるのかは定かではありませんが、画像は表示されず、レイアウトも崩れるといったことが私の環境では起こります。 もし同様の現象が見られた場合は以下の対処法を試してみてください。 具体的な症例 実例をご覧いただきましょう： 左が本来表示されるページ、右が崩壊ページ macOSにアップデータを適用すると、つまりはSafariもアップデートされていると思うのですが右の画像のように写真などは読み込まれず、またメニュー項目も本来ならアイコン横並びのはずなのにテキスト縦並び（左上部分）で表示されてしまっています。 対処法 ページの再読み込み［⌘R］をしても効かないのでキャッ

プレビュー.appなどでファイルを開く際にファイルウインドウがプチフリーズする現象に見舞われている件について、とりあえず経緯はこちら： プレビュー.appなどでファイルを開いた時にプチフリーズする問題 - りんごが好きなのでぃす プレビュー.appなどでファイルを開いた時にプチフリーズする問題（経過報告-#1） - りんごが好きなのでぃす そして今回は『一応解決』ということでご報告。 不具合の概要 （たぶん）解決しました 不具合の概要 PNGやTXT、HTMLなどのファイルをPreview.appやQuickTime.appあるいは一部のサードパーティ製アプリケーションで開こうとするとウインドウが開いた直後に約2秒ほどビーチボールが現れて操作不能な状態（プチフリーズ）になる、というもの。 例えばPNGファイルをPreview.appで開こうとすると： PNGファイルをダブルクリック プレビ

プレビュー.appなどでファイルを開いた際、ファイルウインドウが表示されてからの1〜2秒の間だけプチフリーズ（ビーチボールくるくる）する現象が起きています。 深刻なトラブルではないので気にしないようにしていれば特に何の問題もないのですが、一度気になっちゃうとずっと気になる人もいるかもしれません。 言われるまで気づかなかった😅 この現象を知ったのはRyoさん（@macmacintosh）のエントリ。 ryomac.blog.fc2.com かいつまんで書くと以下のような現象です： PNGファイルをダブルクリック プレビュー.appが起動し画像のウインドウが開く、が…… その直後に1〜2秒ほどビーチボールが表示される（プチフリ） そのあとはアプリを終了するまで問題なく使える 上述した通り、アプリ起動中であれば現象の再発はありません。が、一度アプリを終了すると次に起動する時には再発します。つま

2019年12月18日現在、最新バージョンの Safari（バージョン13.0.4 macOS、iOS）をご利用の場合、はてなブログ内のログイン状態が正常に反映されないことがあります。例えば、実際にはログインされていても、トップページでは「ブログ開設」案内が表示されるなど、ページによってログアウト状態と同様の表示に見えます。問題が発生している場合、ブログの共通ヘッダ部分に「サードパーティCookieが無効です」という表示が出ます*1。 以前、同様の状況をお伝えさせていただいた際には、Safariの設定から「サイト越えトラッキングを防ぐ」チェックボックスをオフにすることで利用可能になる旨をお伝えいたしました。しかし、最新バージョンのSafariでは、この設定変更を行っても問題が解消されません。つきましては、Safariをご利用のユーザー様にはご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、Goog

2019年11月6日、MVNO業者大手のmineoはiOS 12.4.3の動作確認結果に間違いがあったとして、条件に該当する端末ではiOS 12.4.3へのアップデートを控えるようにとする内容の訂正リリースを発表しています。 support.mineo.jp 不具合はauプラン（Aプラン）のVoLTE SIMを利用しているiPhone 5s/6/6 Plusで発生するようで、この条件にあたる端末をiOS 12.4.3にアップデートすると動作しなくなるというもの。 この件について、同じくMVNO大手のIIJmioは2019年11月1日の時点で確認が取れており当該ユーザに対してはiOS 12.4.3の適用を控えるようにアナウンス済みです。 ringosuki.hateblo.jp ここではmineoとIIJmioとして掲載していますが、例えばBIC SIMやAEONはIIJmio系だったりする

前日までなんでもなかったのに、翌日突然Magic Mouseの機嫌が悪くなった。 具体的な症状をいうと……： ボール式マウスなら内部のローラーが汚れているときの感じ 光学式マウスなら感度に悪影響のある面上でマウスを操作しているときの感じ 普段と同じマウス操作をしているのにポインタの移動距離が全然短いとか、スムーズに動いていたのに突然ポインタが立ち止まるとか、そんな挙動です。 最終的には直ったんだけど、どうして直ったのかは不明（笑） 全くもって無責任ですが、一応何をやったかだけ記録として残しておきます（^-^; マウスパッドを交換 iMac 27-inch（2017）付属のMagic Mouseを使っています。 異常が発生したとはいえ、マウス自体の故障を疑うほどの症状ではなかったのでマウスパッドを疑いました。 前日まで正常に使えていたのでマウスパッドの可能性も低いのですが、まずは以前使ってい

macOS 10.14.4 Public Beta 3（18E194d）が犯人かどうかは不明。 ringosuki.hateblo.jp ただ、夕刻から4〜5時間離席するのでシステム終了を実行した際に「macOSのアップデートあるけどどうします？」と尋ねられたから「インストールしてシステム終了しといて」的なやりとりをして席を離れました。 そして23時前。 席に戻りiMacの電源を入れると……いつも見ているアップデータ適用後の挙動とちょっと違いました。 様子がおかしい 詳しく書くと長くなるので割愛しますが、概要だけ書くと……： プログレスバーが出たり消えたりする 再起動後、アップデート完了後のログイン画面が現れず暗転のまま止まる てな具合で、最後の画面暗転までの所要時間も通常の1.5倍から2倍ほどかかった印象です。 止むを得ず強制終了 画面が暗転してても一応マウスやキーボードの入力に対しては

先日、Group FaceTimeを利用した盗聴が可能となる問題が見つかりちょっとした騒動になりましたが、この問題は来週に公開予定のアップデータで修正されるようです。 www.macrumors.com 本来このアップデータは既にリリースされているはずでしたが、上記問題が発覚したことによるアップデータの追加修正が必要になったことから来週にリリースが延期されています。 また、本件に関してAppleからの謝罪メッセージがMacRumors（上記記事内）に全文が掲載されています。 ちなみに問題発覚後まもなくよりApple側でGroup FaceTimeの利用に必要な中継局（サーバ）を止める措置を講じることでGroup FaceTimeそのものが利用できない＝問題を再現できない状態にしてあるため、アップデータがリリースされるまで間が空きますが問題が起こる心配はありません。

現在、mineoのサービス利用申し込みの際にiPhoneやiPadから本人確認書類（の画像）をアップロードできない不具合が発生しているそうで、サポートページでは暫定的な対処法が公開されています。 support.mineo.jp 文書を読む限り、おそらく提出しようとした画像が大きすぎる（画像そのものの大きさというよりも容量の大きさかな？）が原因のように伺えます。 iPhone、iPadに備わっている機能を用いて画像を縮小するなら文書に記されている手順が（面倒ですけど）一番手軽かもしれません。 他の手段で縮小した画像でも提出できるかもしれませんが、場合によっては『加工した画像』としてリジェクトされる可能性が無きにしも非ずなので、素直に文書に記された通りの手順を踏んだ方が無難かと思われます。

2018年11月9日、Appleは一部のMacBook Pro 13-inchに対してSSD（ソリッドステートドライブ）を無償修理するサービスプログラムの提供開始をアナウンスしています。 ▶︎ 13 インチ MacBook Pro (Touch Bar 非搭載) ソリッドステートドライブ修理プログラム - Apple サポート このプログラムでは、Touch Barを搭載 "していない" MacBook Proの13-inchモデルにおいて確認されたデータの消失やドライブの故障を引き起こす可能性のある不具合に対応するため、以下のMacBook Proを対象に提供されます。 2017年6月から2018年6月までに販売されたTouch Bar非搭載のMacBook Pro 13-inch 厳密な照会は上記サポートページでシリアル番号を入力することで確認できますので、対象機種と判明した場合は記さ

2018年11月9日、AppleはiPhone Xのディスプレイモジュールを無償交換するサービスプログラムの提供開始をアナウンスしています。 ▶︎ タッチの問題に対する iPhone X ディスプレイモジュール交換プログラム - Apple サポート このプログラムは、一部のiPhone Xにおいて確認されたタッチ操作に関連する不具合に対応するため、全てのiPhone Xを対象に提供されます。 症状の詳細や手続き方法などは上記サポートページにて確認してください。 なお、本件で対象となっている症状に対してすでに有償で修理を済ませてある場合は返金を受けられる可能性があるので上記ページより関係部署に問い合わせてください。

やっとVLCをversion 3にアップデートしても大丈夫になったかもしれません。 VLCがversion 3にアップデートされたのは2018年2月でしたが、macOS環境ではマウスを使ってボリューム操作をするだけでクラッシュしたりハングアップしたりと、安定性には難がありました。 どういう状態だったか VLCでmp4やm4vなどの動画を再生している最中に、音量を変更するためマウスの上下スワイプをするとVLCがハングアップ、あるいはクラッシュするというもの。 ringosuki.hateblo.jp 結果的にVLCの "強制終了" ということになってしまうため、動画再生中はVLCを不用意に操作しない様にするとか、音量変更はMac本体のスピーカ音量をいじる様にするなどの気を使わなければなりませんでした（^-^; 私の環境では3.0.4で解決……されたっぽい VLCのリリースノートを見ると、ma

はてなブログのエントリ作成で "🎵 iTunes商品紹介" という機能があります。 これを使うとエントリ内にiTunes StoreやApp Storeへの商品リンクをカード形式で埋め込めるんですが、稀にこのリンクカードを設置できないことないですか？ このエントリではその不具合が発生する条件と暫定的な対処法を紹介します。 正常な出力の例 例えばMac用のPixelmatorを検索し、これを貼り付けるように操作すると…… Pixelmator Pixelmator Team グラフィック&デザイン ¥3,600 このようにMac App Storeへ誘導するリンクがカード形式で貼り付けられます。 正常でない出力の例 例えばMac用の1Passwordを検索し、同様に操作すると…… https://itunes.apple.com/jp/app/1password-7/id133354219

2018年2月9日、久しぶりにメジャーアップデートされたVLC（ver. 3.0）ですが、その後のマイナーアップデートでver. 3.0.1になった今でも当方環境では非常に不安定。 いまのところの主な不具合は以下の2点。 動画再生開始早々にマウスの上下スクロール（スワイプ）によるボリューム調整をするとVLCがクラッシュする 動画ファイルをダブルクリックするとVLCは起動するが、直後にレインボーくるくるに陥りアプリの強制終了（option+command+esc）を強いられる 主に閲覧する動画ファイルの形式はmp4、m4vで時々wmvがあるかな、くらい。 あくまでも当方の環境においてだけど、前者の症状はmp4＆m4vにおいて約80％、後者の症状はmp4＆m4vにおいて約70％程度ととにかく発生確率が高くて困る。 (´-`).｡oO(wmvは発症しないわけではなく、感覚的な確率を言えるほど再生

2018年1月24日、AppleはOS X 10.11 El CapitanならびにmacOS 10.12 Sierra向けにセキュリティアップデートをリリースしました。 Download Security Update 2018-001 (El Capitan) Download Security Update 2018-001 (Sierra) これらのアップデータはMacにも採用されているIntel製CPUの脆弱性（Meltdown）に対応するものです。非常に深刻な不具合なため対象環境を利用している方はできるだけ速やかにアップデータを適用してください。 ただし、限定的な注意事項がありますので以下に記しておきます。 ESET製アンチウイルスソフトユーザは要注意 ESET製のアンチウイルスソフト "ESET Cyber Security Pro" がインストールされている環境に上記アップ