第７回 ビジネスパーソンの心・技・体を磨く（3） ～ソーシャル・フィットネスで完成する“健康な人格”～ コンサルタント　牛場 靖彦氏 2005年8月9日 「ストリーム健康法」（フィジカル・フィットネス）、「アヴァンティ前進法」（メンタル・フィットネス）に続いて今回は「サービシズ自己実現法」と題して「ソーシャル・フィットネス（社会的健康）」について考えてみよう。 この「社会的健康」という言葉はみなさんにとって、あまりなじみのあるものではないと思う。しかし、特別でもなければ、難しくもない。 社会的健康とは、ごく平たく言うと、仕事の面でもよいし、趣味の分野のことでもよいが、とにかく自分が得意としていることで世のため、他人のために役立とうとする旺盛な気分を持つことである。 「報恩の思想」で世間の役に立つ 人間は誰でも多くの人々のお世話になりながら何とか生きている。つまり祖先があり、親

第５回 ビジネスパーソンの心・技・体を磨く（1） ～フィジカル・フィットネスを保つ～ コンサルタント　牛場 靖彦氏 2005年7月26日 前回コラムで、これからの時代は「トータル・フィットネス」がとても大切になってくると書いた。「肉体の健康（フィジカル・フィットネス）」「精神の健康（メンタル・フィットネス）」、そして「社会的健康（ソーシャル・フィットネス）」の3つを合わせてトータル・フィットネスという。 健全な精神は健全な肉体に宿る、ともいわれているように、まずは肉体の健康が問われることになる。そこで今回は、トップ・バッターとして、フィジカル・フィットネスを登場させたい。 6つの要素が「大きな流れ」を生み出す『ストリーム健康法』 昭和40年代の後半、三菱商事開発事業部に属していた私はスポーツ・レジャー施設作りを会社に提案し、横浜にアスレチック・クラブ「アヴァンティ」を開設した。民

ストレスと上手に付き合うために ITエンジニアにも重要な心の健康 第18回　心の中の2匹の犬 ピースマインド カウンセラー 田中貴世 2005/9/8 エンジニアにとっても人ごとではないのが心の健康だ。ピースマインドのカウンセラーが、毎回関連した話題を分かりやすくお届けする。危険信号を見逃さず、常に心の健康を維持していこう。 ■心の中の争い 「上司たるもの、仕事をよく理解し、部下の状況を分かって指示を出すべきだ。そんな上司ばかりだったら仕事がしやすいし、苦労をしなくてもよいのに」。相談すれば的確な助言をもらうことができる、そんな上司だったら、仕事もはかどりますね。 「部下たるもの、上司の指示には異論を唱えず、要望のつぼを理解し、要求以上に働いてくれるべきだ。もしそうなら、自分の管理職としての評価も高まるはずなのに」。現実は思いどおりにはいかないものですね。 上司と部下との関係には、どちらが