ニュージーランド地震で安否不明となった名古屋市守山区の鈴木陽子さん（３１）の父、喜久男さん（６４）と母、千鶴子さん（６３）夫妻が５日、名古屋に戻り「残念のひと言」と話す一方「現地の方々の心遣いで、落ち着きを取り戻せた」と感謝の気持ちを述べた。　夫妻によると、陽子さんは昨年１０月、留学の準備のためいったん実家に戻った。家族でお好み焼きを食べ「世界に通用する医療従事者になる」と話す陽子さんを、喜久男さんは「自分の技量を上げるのが第一だ」と諭したという。　現地では陽子さんと対面することはできなかったが、喜久男さんは「娘は一歩一歩夢に向かっていたんだな」と振り返った。　現地で案内を受けた先住民族の長老が非常に親切だったといい「心の落ち着きを取り戻せた」と喜久男さん。「娘がなぜニュージーランドを留学先に選んだか理由が分かった」としっかりした口調で話した。　鈴木さん夫妻は「何としても娘を日本に連れて帰

前原外相は４日の参院予算委員会で、政治資金規正法で禁じられている外国人からの政治献金を受け取っていたことを明らかにした。 前原氏は「返金し、政治資金収支報告書を訂正する」と述べるとともに、全容を調査する考えを示した。自民党の西田昌司氏の質問に答えた。 西田氏は前原氏に対し、「京都市内で飲食店を経営している在日外国人から、少なくとも過去４年間で毎年５万円ずつ、２０万円の献金を受けていたのではないか」と指摘。そのうえで、「外国人から献金されている方が外相だ。直ちに罷免すべきだ」と菅首相に迫った。首相は「本人の調査を待ちたい」と述べるにとどめた。 総務省の田口尚文選挙部長は同委員会で、「政治資金規正法では、外国人から政治活動に関する寄付を受けてはならないとされており、故意に寄付を受けた者には罰則の定めがある。この刑罰に処せられた場合には公民権停止の対象になる」と説明した。 前原氏は委員会終了後、

（上）カンニング予備校生逮捕で大学側を批判 に戻る－－都庁の地震への対策に関して抜本対策を取るということだが、いまやることの意味や背景は　「地震はいつ来るか分からないし、一生懸命早くやった方がよいじゃないですか。条例作ってね。要するに耐震性の強さっていうのを義務化しているわけだから、やっぱり都庁だって言いだしっぺでするわけじゃないかな。さっきもその報告を受けました。部分的にも耐用年数がきているところがありますしね。　阪神大震災で、東京も慌てて首都高速のまわりの支柱に鉄板を張ってたけど、あれでも結構効くんだね。ですからさっき来た報告はかなり強固なもので、はりを随所に入れることで、耐震性を強化されるということでした。やっぱり急いでやらねばいけないと思います。都民の方々に耐震性の診断をしろと言い、危ない建物を実際に建て直そうと言って、少し援助もするという条例を作っていながら、当の都庁が安閑として

東京都の石原慎太郎知事は４日の定例会見で、京都大など４大学の入試問題が試験時間中にインターネットの質問サイトに投稿された事件について、「行為を是とはしない」としながらも「日本で初めて入学試験で携帯を使ってカンニングしたというのはある意味見上げたもん。携帯の持ち込みを制限するなどの措置を講じなかった、大学当事者の方が時代に遅れている」と批判した。会見の詳報は以下の通り。◇　　「今回冒頭から申し上げることはありません。質問があったらどうぞ」－－京都大学の入試でインターネットによるカンニングがあり、予備校生が逮捕されたが、この騒動をどう見るか　「僕は携帯はあまりうまく使えない方の一人でね。しかし世の中っていうのは物事が進んだなと。どうも報道を聞いてみると、そんなに難しいことではないらしいんだな。やっぱり携帯の持ち込みっていうものを制限するうんぬんの措置を講じなかった大学当事者の方が時代に遅れてい

「ポスト菅」の最有力候補がいきなり窮地に陥った。４日の参院予算委員会で前原誠司外相は在日外国人からの献金をあっさり認めた。単に政治資金規正法上の問題にとどまらない。前原氏はかねて北朝鮮との不透明な関係を指摘されており、日本の外交・安全保障の根幹を揺るがしかねないほど事態は深刻だといえる。（阿比留瑠比、船津寛）　「写真を撮られたご記憶ありますよね？」　西田昌司氏（自民）は唐突に切り出した。「民主党の予算委理事から拒否されたので見せられないんですけど」と言いながら前原氏がある人物と一緒に大臣室で撮影したという写真の存在を確かめた。　「ございます…」　前原氏は短く答弁したが、動揺は隠せない。　西田氏「どういう知り合いの方なんですか？」　前原氏「私が中学生の時に引っ越した団地のそばで焼き肉店を経営されている方だと思います。私が政治の世界に出るようになってからは一生懸命に応援をしていただいております