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クジラヒゲを前に「当時の作り方がわからないので手探りだが、非常にやりがいのある挑戦」と話す稲田さ... クジラヒゲを前に「当時の作り方がわからないので手探りだが、非常にやりがいのある挑戦」と話す稲田さん(大阪市城東区で)=吉野拓也撮影 奈良国立博物館(奈良市)で開催中の第65回正倉院展で展示されている宝物「鯨鬚金銀絵如意(げいしゅきんぎんえのにょい)」の複製に、和歌山県出身で東京都在住の工芸作家、稲田浩さん(66)が取り組んでいる。 宝物の素材は、国際条約で捕獲が禁止され、現在では入手がほぼ不可能なセミクジラのクジラヒゲ。半世紀にわたって保管されてきた1本を譲り受けて挑む、「最初で最後の機会」(稲田さん)だという。 如意は儀式の際、僧侶が威儀を整えるのに持つ孫の手形の道具。鯨鬚金銀絵如意(長さ58・5センチ)は、柄の部分に金などで雲や草花が細やかに描かれている。 宝石を使った工芸品を手掛けてきた稲田さんは、2000年に和歌山県太地町の博物館で、クジラのヒゲに出会った。「石とは違い、ぬくもりの
2013/11/04 リンク