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作中には沖縄の短詩形歌謡「琉歌」も豊かに挿入される。「活字だけで鮮烈なイメージを想起させたかった... 作中には沖縄の短詩形歌謡「琉歌」も豊かに挿入される。「活字だけで鮮烈なイメージを想起させたかった」(東京都内で)=加藤祐治撮影 郷里沖縄を舞台にした破天荒なファンタジーで知られる池上永一さんが、琉球時代に初挑戦した『テンペスト』(角川書店、上下)を発表した。伝統の美と欲望が華麗に彩る一大王朝ロマンだ。(佐藤憲一) 「最初に主人公ありきなんです。女の子が宦官(かんがん)を装って王宮に入るという発想が浮かんだとき、一気に『降りてきたー』って感じで」 時は日本の幕末に重なる琉球王朝末期。士族の娘、真鶴(まづる)は、失跡した兄の代わりに男装し、寧温(ねいおん)の名で官吏登用試験に挑むことを父に強いられる。難関を突破した寧温を待ち受けていたのは、首里城に渦巻く嫉妬(しっと)と陰謀の嵐だった――。 いきなり高級官僚に抜擢(ばってき)されたかと思えば父を殺され、王宮の支配をもくろむ巫女(みこ)、聞得大君