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経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは27日、次世代型の無線通信事業から年内に撤退する... 経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは27日、次世代型の無線通信事業から年内に撤退すると発表した。 携帯電話向け半導体を開発するフィンランドとインド、中国の開発拠点を閉鎖し、従業員約1400人は解雇する。リストラ費用などが発生する見込みで、業績への影響を精査している。 携帯電話向け半導体は、2010年11月に設立した完全子会社「ルネサスモバイル」の中核事業。フィンランドの携帯電話大手ノキアから約180億円で買収し、ノキア向けの販売を中心に売上高の拡大を目指した。しかし、ノキアの不振などで業績が悪化し、累積損失は13年3月末時点で約450億円に膨らんでいた。 ルネサスモバイルは現在の従業員1900人が4分の1になる。自動車のカーナビゲーションシステム向けや、産業用ロボットなど産業機器向けのシステムLSI(大規模集積回路)に経営資源を集中する。
2013/06/28 リンク