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東日本大震災から、もう3年が経過した。 この3年間の原稿をちらちらと読み返して、改めて、気が遠くな... 東日本大震災から、もう3年が経過した。 この3年間の原稿をちらちらと読み返して、改めて、気が遠くなるような感覚に包まれた。 多くの命が失われたあの日から、なぜか生き延びた私たちはきっちり3歳、年をとった。 「被災地」には、この3年間で何度か足を運んだ。 震災1ヶ月と少しで訪れた石巻。イベントで行った福島。取材で訪ねた岩手。 津波が襲った町はひたすらにどこまでも瓦礫で埋め尽くされ、あり得ない場所にあり得ない角度で突っ込んだままの車には、「捜索済」の文字が生々しく書かれていた。たくさんの自衛隊員が長い棒を片手に遺体の捜索を続け、瓦礫撤去のボランティアたちも大勢現地に入っていた。そんな石巻では津波によって陸に打ち上げられた魚が腐り、その匂いが海辺から離れた場所にまで漂っていた。戻ってきても、しばらくはその匂いを忘れることができなかった。 翌年の1月には、取材で岩手を訪れた。 津波に襲われた町の瓦
2014/03/12 リンク