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執筆者プロフィール 船が動き出した途端、全身が風まみれになる。私は、明治大学の女の子たちと船の舳に... 執筆者プロフィール 船が動き出した途端、全身が風まみれになる。私は、明治大学の女の子たちと船の舳にいた。船内には座り心地のよさそうな椅子が設えられていたが、甲板に出て、この風を肌で感じないなんてもったいない! たった10分弱の「船旅」なのだ。 すすんで風にくすぐられたいだけあって私たちは笑いっぱなしだ。風は、予想どおり、ひたすら快い。強い風に思い切り吹き付けられていることがこんなにも気持ちいいなんて、海の上ならでは、だ。空は白くて眩しかった。それにしても、船にいると思うだけで、なぜ、心がこんなにも浮き立つのか。たぶん、地図のうえの青い部分を直に横切っている感じがするから? 船は、海を「道」にする。島と島のあいだを繋げる。 私たちを乗せた船は、馬祖の南竿(なんかん、nan2 gan1)島から、北竿(ほくかん、bei3 gan1)島へとむかっていた。 台湾海峡の西北に位置する「馬祖」は
2013/08/20 リンク