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ここしばらくのところ、太平洋戦争関連のテレビ番組がいくつかあったが、その中で見ごたえがあったのは... ここしばらくのところ、太平洋戦争関連のテレビ番組がいくつかあったが、その中で見ごたえがあったのは、零式艦上戦闘機、いわゆる「零戦」(「れいせん」と読む。「ゼロ戦」というのは英語の「Zero Fighter」からくることばで、当時の人たちは使わなかったらしい)の設計に関するNHKの番組だった。海軍の無理な要求から設計にしわ寄せがいき、弱点を残した構造となり、それを修正できないまま多くの命が失われたという内容だった。 私は見ながら途中でブチ切れたのだが、ここは冷静にいく。歴史学には素人だが、素人なりに「歴史的評価」ってやつをやってみたいと思ったからだ。といっても、別に画期的に新しいことを書こうということでもないのだが。 最初にことわっておくが、ここでは中国や韓国、その他のアジア諸国や欧米の連合国など、外国との関係については捨象して、問題を日本国内に絞り込む。論点を明確にするためだ。 構造的に弱
2005/08/19 リンク