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軍事政権から民政移管し、民主的な改革が進むミャンマーで、奈良文化財研究所(奈文研)と京大が、ミャ... 軍事政権から民政移管し、民主的な改革が進むミャンマーで、奈良文化財研究所(奈文研)と京大が、ミャンマー考古当局などと同国南部の窯(かま)跡の発掘調査に乗り出す。両国を代表する研究機関が共同で発掘調査するのは初めて。若手考古学者育成への期待もかかる。 奈良、東京両文化財研究所は2年前から、ミャンマー政府の要請で支援を開始。劣化が進む東南アジア屈指の仏教遺跡、バガン遺跡の壁画の保存協力や考古学の“出前授業”などを行ってきた。 今回、日本側からは奈文研と京大ASEANセンター所長の柴山守・京大名誉教授(地域情報学)を中心としたチームが、ミャンマー側からは文化省考古局とヤンゴン大考古学研究室が参加。今夏をめどに、同国南部・モーラミャインで15~16世紀ごろとみられる青磁の窯跡の測量や遺物調査などを始め、その後本格的に発掘する予定。 モーラミャインはアンダマン海… こちらは有料会員限定記事です。有料