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【カイロ=大内清】エジプト軍によるクーデターで、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は民... 【カイロ=大内清】エジプト軍によるクーデターで、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は民心をつなぎ留められず、選挙で得た「力」を喪失した。今後は当局による団員摘発が加速するとみられ、同胞団は、大弾圧を受けた1950年代以来の打撃を受ける可能性がある。一部の強硬派による暴発への懸念も根強い。 「エジプト国民は恩知らずのばかだ」-。インターネットの同胞団系サイトには4日、団員らの怨嗟(えんさ)の声が渦巻いていた。 草の根の慈善事業を展開する同胞団は、2011年の政変以降、各種選挙で大っぴらに団員を大量動員して貧困層に食料品などを配布。同時に、対立する世俗派勢力を「非イスラム的」と断じ、イスラム教の価値観を重んじる庶民層を取り込んできた。識字率が6割程度にとどまるとされる同国では、有効な戦術だった。 だが、政権に就き経済運営の責任を問われる立場になると、貧困層の不満は同胞団に向いた。デモ
2013/07/05 リンク