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アガサ・クリスティの『ナイルに死す』では、アスワンとワディ・ハルファとの間のナイル川を行き来する... アガサ・クリスティの『ナイルに死す』では、アスワンとワディ・ハルファとの間のナイル川を行き来する遊覧船で殺人事件が起きる。クリスティ自身、1937年に作品を書く前にナイルを旅行している。欧州の人々にとって文明発祥の地、ナイルは憧れだったようだ。 ▼今月初め正式に独立した南スーダンは、そのナイル川をさかのぼった上流に位置している。憧れの地とは裏腹に、宗教の違いなどに端を発した20年以上の内戦を経てスーダンから分離独立を果たした。日本が承認している194番目の国である。 ▼いったいこの194という国の数をどう考えればいいのだろう。かつての日本には子供たちに「君たちが大人になるころには、世界はひとつの国になっている」と教える能天気な先生がいた。「世界連邦」という言葉に魅力を感じ、賛同する人も多かった。 ▼だが現実の世界はそんな生やさしいものではない。アフリカ諸国の独立をはじめ、旧ソ連邦の解体など
2011/07/20 リンク