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背筋を伸ばし、淡々と判決に聞き入った。暴力団幹部らに捜査情報を漏えいしたとして、国家公務員法(守... 背筋を伸ばし、淡々と判決に聞き入った。暴力団幹部らに捜査情報を漏えいしたとして、国家公務員法(守秘義務)違反の罪で懲役1年、執行猶予4年を言い渡された元検察事務官、鈴木美穂被告(30)。裁判官席から目をそらさなかったが、自らの刑事責任の重さを指摘され、ほんの少しだけうつむいた。 初公判の時と同じく髪をまとめ、白いシャツとジーンズ姿で法廷に臨んだ。 「高い倫理観が求められる立場でありながら、暴力団に捜査情報を漏らしたのは市民への背信で悪質」。村山浩昭裁判長は厳しく指摘しつつ、「金品の見返りもなく、本人も反省し懲戒免職など社会的制裁も受けている」と情状を酌んだ。 執行猶予付きの判決を告げた村山裁判長に「理解できましたか」と問われ、美穂被告は「はい」と答え、小さくうなずいた。 閉廷後、傍聴席を振り返って大きく頭を下げた後、検察官席の元同僚に一礼。弁護士らと話しながらも繰り返し頭を下げていた。
2013/10/05 リンク