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○高島俊男と日本語 高島俊男は「お言葉ですが・・」という週刊文春連載の人気コラムの人。 本業は中国文... ○高島俊男と日本語 高島俊男は「お言葉ですが・・」という週刊文春連載の人気コラムの人。 本業は中国文学の先生。 中国についての豊富な知識に自身の見解を加味した平易な語り口は抜群。並の学者余芸でない。 その卓抜した語りの才は、「三国志きらめく群像」、「本と中国と日本人と」、「中国の大盗賊・完全版」などの教養読み物本で真価を発揮している。 「漢字と日本人」(ISBN:4166601989)はいささかクドイが、漢字に着目した秀逸な日本語論。 日本が中国から漢字を輸入したことは、はたして日本語にとって幸運だったかと問い立て、実は不幸だったと説いている。 本書24ページより引用。 なぜ不幸であったか。 第一に、日本語の発達がとまってしまった。 当時の日本語はまだ幼稚な段階にあった。たとえば、具体的なものをさすことばはあったが、抽象的なものをさすことばはまだほとんどなかった。個別のものをさすことばはあ
2005/05/20 リンク