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涙は一切出なかったけど、とても面白かった。宮崎駿、いいじゃんと好きになった。私は「ピラミッドが無... 涙は一切出なかったけど、とても面白かった。宮崎駿、いいじゃんと好きになった。私は「ピラミッドが無い」ならそれでいい、むしろ無くていいとも思うけど、「ピラミッドがある」方がいいと思う人の物語だって好き。 エンドクレジットには「時をかける少女」を思い出してしまった。本編と「関係ない」というか「ありえない」というか、そういう「映像」だから(笑) 蚊帳(私も子どもの頃使ってた)、屋根(私も子どもの頃上ってた)、という自分の「体験」と被るものが出てくる冒頭に乗れず、更にはイタリア人の飛行機製作者・カプローニと繋がる夢の描写にぽかんとしてしまい、どうなることかと思ったけど、二郎が青年になった…すなわち二郎と菜穂子が出会う、関東大震災の描写(素晴らしい!)のあたりから突如面白くなった。庵野秀明の声のせいもあるだろう、とても魅力的だった。お手伝いさんを背負って運んで流れる汗、後に菜穂子の喀血を知らされ急い