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2月下旬、ある裁判を傍聴しました。 検察官の論告・求刑そして弁護人の最終弁論があります。 検察官は... 2月下旬、ある裁判を傍聴しました。 検察官の論告・求刑そして弁護人の最終弁論があります。 検察官は主任ではなく、女性検事が立ち上がりました。証言台の前に立って、左手に原稿を持ち、右手にパワーポイントを操作するためのペン型のスティックを構えます。 本件は公訴事実に争いはなく、量刑が問われています。パワーポイントによって場面を次々と切り換えて話を進めます。被告人に有利な情状にもあえて触れます。被告人が若いこと、前科・前歴のないことは、あたりまえのこと、ごくごく常識的なことだと切って捨てました。 そして、求刑として懲役12年としました。 傍聴席からすると、この時点で初めてパワーポイントの画面によって求刑を知るわけですが、実際には、裁判員の手元にはA3ペーパー1枚が配布されていますので、気の早い人はペーパーを手にしたときに求刑が12年であったことを知ったことでしょう。 論告のとき、多くの裁判員は手
2010/03/16 リンク