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『太閤検地 秀吉が目指した国のかたち』は、豊臣(羽柴)秀吉が各地を征服するたび奉行を派遣して断行... 『太閤検地 秀吉が目指した国のかたち』は、豊臣(羽柴)秀吉が各地を征服するたび奉行を派遣して断行した検地の実態や狙いを描き出す話題作。統治権力を天下人に集約し、中央集権を成り立たせようとしたこの政策は、のちに江戸幕府の支配基盤ともなりました。この気宇壮大な政策や秀吉について、本書の著者・中野等さんにうかがっています。 ――中野先生のご専門とする領域についてお教えください。 中野:日本列島の近世史です。とくにその成立期に興味があります。 ――1996年刊行の最初の本(『豊臣政権の対外侵略と太閤検地』)でも、太閤検地を論じています。その当時から研究の進展としては、どのような点があるでしょうか。 中野:最初の本では九州の大名領国で実施された太閤検地を論じました。畿内やその近国を対象にして議論されていた土地制度に関わる論点ではなく、むしろ政治史的な視点からの研究でした。その意味で、本書の伏線のよう
2020/03/22 リンク