凍結で立ち往生の飛行機、乗客が押して離陸 シベリア

凍結で立ち往生の飛行機、乗客が押して離陸 シベリア

ロシア・シベリア（Siberia）のケメレボ（Kemerovo）にある雪原（2007年11月11日撮影、資料写真）。(c)A...概要を表示 ロシア・シベリア（Siberia）のケメレボ（Kemerovo）にある雪原（2007年11月11日撮影、資料写真）。(c)AFP/YURI YURIYEV 【11月27日 AFP】ロシア東部シベリア（Siberia）の空港で25日朝、機体が凍結して動けなくなった旅客機を、乗客の石油採掘労働者らが手で押して滑走路に乗せ離陸させる出来事があった。乗客の1人が26日、動画共有サイトのユーチューブ（YouTube）にその時の映像を掲載し、明らかになった。 映像には、北極圏（Arctic Circle）内にあるイガルカ（Igarka）の雪で覆われた滑走路で、氷点下52度の気温の中、分厚い冬のコートを着た陽気な乗客たちがツポレフ（Tupolev）134型機の翼を手でつかみ押す姿が写っている。 西シベリアの運輸検察局は声明で、「低気温のために、機体のブレーキシステムが凍結し、レッカー車が機体を誘導路まで