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(4日、高校野球 秋季四国大会決勝 明徳義塾5―3高松商) 明徳義塾の松井萊翔(らいと)は静かに燃えて... (4日、高校野球 秋季四国大会決勝 明徳義塾5―3高松商) 明徳義塾の松井萊翔(らいと)は静かに燃えていた。前日3日の準決勝で、3番を任されながらも3打数無安打。決勝のこの日は、打順を下げられて9番右翼で先発出場した。監督からの叱咤(しった)激励に「今日は絶対に打ってやる」。 三回の第1打席は1死二塁で二ゴロに倒れたが、四回の第2打席は5番打者からの4連打の波に乗り中前へ適時打を放った。 極めつきは1点差に迫られた六回2死三塁での打席だった。 147キロの直球を見逃した後の2球目、144キロをファウル。相手の球威に押された。 その時、ふとベンチを見ると、馬淵史郎監督が声を張り上げていた。「(指を)もう1本分、(バットを)短く持て」と。 助言を元にバットを短く握り直した。低めの直球を2球見極め、5球目。真ん中低めの145キロをたたき、中前適時打にした。「ほっとしました」と松井。馬淵監督は「値