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伝説的アートディレクターの仕事と人生を追った540ページに及ぶ大部。広告業界にセンセーションを巻き起... 伝説的アートディレクターの仕事と人生を追った540ページに及ぶ大部。広告業界にセンセーションを巻き起こし、アメリカに拠点を移して映画・演劇等の衣装デザイン、美術で世界的名声を築いた石岡瑛子。完全武装したクールなポートレートと裏腹の素顔、最後まで自作は手がけず自称「アルチザン」に徹した姿を、フランシス・コッポラ、マイルス・デイビス、レニ・リーフェンシュタールほか大物たちとの共作風景と共に描く。『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』を手がけた編集者の河尻亨一氏に大規模な回顧展を開催中の東京都現代美術館で話を聞いた。 「すごい熱量」「衝撃」「圧倒的な美力」 ──予想に反し20、30代の来場者がとても多くて驚きました。 実体験で石岡瑛子の名を知っているのは、僕ら40代半ばが下限でしょうね。彼女が亡くなったとき、僕は美術大学で約80人のクラスを持っていたんですけど、彼女を知っていたのはたった2人で
2021/01/25 リンク