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阿瀧康『0.5歩』(紫陽社、一九八七年九月二五日、装幀=板垣光弘)をキトラ文庫さんの目録から入手した... 阿瀧康『0.5歩』(紫陽社、一九八七年九月二五日、装幀=板垣光弘)をキトラ文庫さんの目録から入手した。略歴によると阿瀧康[あだき・やすし]氏は一九五七年生まれ。これが第一詩集である。紫陽社は荒川洋治氏のプライベート・プレス。 「本を売る」という拙ブログにぴったりの詩があるのだが、これは"犬を埋める"という内容なので、ここでは紹介せず、もうひとつ古本がらみの「神保町」という作品を取り上げてみる。古本は正面からは表現されていないけれども、著者が神保町の常連であることは容易に想像できる。