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承前*1 マルセル・モースの世界 (平凡社新書) 作者: モース研究会出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/... 承前*1 マルセル・モースの世界 (平凡社新書) 作者: モース研究会出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/05/13メディア: 新書購入: 7人 クリック: 42回この商品を含むブログ (20件) を見る 佐久間寛「経済 交換、所有、生産――『贈与論』と同時代の経済思想」(in モース研究会『マルセル・モースの世界』*2、pp.181-212)からの抜書きの続き。 わたしたちの経済は、物が商品として、つまり貨幣を媒介として交換される経済である。主な交換の場は市場である。そこでは、物だけでなく労働力や権利なども商品として売買される。売り手と買い手は、少しでも多くの利益が得られることを望む。私的な利益を追求する個人や企業による自由競争が経済活動を支える原動力であるともいわれる。いわゆる自由主義経済である。 一方、モースの描いた贈与交換の世界において、物は商品以上の何かである。それは人
2012/02/13 リンク