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スティーブン・スピルバーグに称賛された『関心領域』は、ある意味、反スピルバーグである。巨匠の名画... スティーブン・スピルバーグに称賛された『関心領域』は、ある意味、反スピルバーグである。巨匠の名画『シンドラーのリスト』が広めたホロコーストの悲劇的犠牲やナチズムの邪悪性を押し出す形式のアンチテーゼをとっているから、説明描写がきわめて少ない。というわけで、ジョナサン・グレイザー監督の説明を踏まえて、背景や主題を考えてみよう。 「聴く」映画 まずこの映画、舞台は1943年ドイツ占領下のポーランドだ。第二次世界大戦中、ナチスドイツは同国のオシフィエンチム市(独名アウシュヴィッツ)に強制収容所を建てて100万人以上を殺戮していった。本作の主人公である所長ルドルフ・ヘスも実在の人物で、有毒ガスによる大量殺害計画の「先駆者」としてアイヒマンから称賛を受けた人物である。 当時、ナチスドイツは収容所の近くに親衛隊居住区を建設していた。この地区名の通称こそ、映画原題「ゾーン・オブ・インタレスト」。リアリティ