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324話 俺がそんなこんなで比較的平穏な日々を過ごしている頃、海の向こうではクウォール王と沿岸諸侯が... 324話 俺がそんなこんなで比較的平穏な日々を過ごしている頃、海の向こうではクウォール王と沿岸諸侯が対立を続けていた。 南静海に面するワの国でもクウォールとの交易を考えているそうだが、誰と交渉したらいいのか悩んでいるそうだ。現地に忍者たちを送り込み、情報収集を続けているらしい。 もちろんミラルディアも、海運都市ロッツォ太守のペトーレ爺さんが中心となって、情報収集にあたっている。 「ペトーレ殿、クウォールの政情はどうだ?」 最近ちょっと足腰が衰えてきたペトーレ爺さんは、評議会の集まりに孫をよこすようになった。祖父譲りの才覚があり、リューニエとも良い学友になったらしい。 今日は珍しく爺さん本人がやってきたので、久しぶりにゆっくり話をする。 「クウォールはもうメチャクチャになっとるぞ。あのアホ王が他の諸侯も巻き込みおったからな」 内陸の冷え込みが堪えると言っていたペトーレ爺さんだが、まだまだ元気
2016/09/09 リンク