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「醒めて踊れ」と題された、福田恆存評論集・第11巻(麗澤大学出版会、2009)は、みずから戯曲を書き演... 「醒めて踊れ」と題された、福田恆存評論集・第11巻(麗澤大学出版会、2009)は、みずから戯曲を書き演出もこなした、戦後日本を代表する批評家にして思想家が構想する、演劇論あるいは演技論を集めた一冊である。 いうまでもなく、福田は演劇について他の場所でも発言している。そのかぎりで今回の作業はあくまで予備の域を越えるものではない。それにしても、彼がその生を賭してはぐくんだ思想(大袈裟だろうか)を〈演劇的知〉と呼んでも誤りではないだろう。彼の言説そのものを思想のドラマツルギーとみなしうるのだ。 これから、この書物からこれはと思う箇所を引用しつつそれぞれに多少のコメントを加えよう。この引用+コメントの系列から多少とも体系だった「演劇の記号学」が立ち現れることを期待したい。 引用は読書の時間性に相関している。そのために引用の順序に理論的必然性が欠けるのは仕方ないことだ。しかしどんな読書でもそうだが、