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JR九州高速船の「クイーンビートル」(後方)に家宅捜索に入り、押収した資料を運び出す海保の捜査員ら... JR九州高速船の「クイーンビートル」(後方)に家宅捜索に入り、押収した資料を運び出す海保の捜査員ら=福岡市博多区で2024年10月17日午後0時20分、野田武撮影 JR九州が撤退を表明した日韓高速船事業は、福岡市と韓国第2の都市・釜山との間で1991年に就航して以降、約30年で延べ600万人以上を運び、アジアの玄関口として福岡の存在感を高める役割を果たした。ただ、近年は格安航空会社(LCC)との競争で乗客数が低迷。打開に向けて2年前に就航した大型の高速船「クイーンビートル(QB)」は慢性的な浸水トラブルを抱え、航路撤退の引き金になった。 福岡市と釜山の距離は海を隔てて約200キロ。戦後、日韓を行き来する手段は航空便のほか、山口県の下関港を発着するフェリーなどが担い、博多港(福岡市)では90年、別の会社が釜山とのフェリー航路を開設した。 国鉄分割民営化で87年に発足したJR九州は、関東圏や関
2024/12/23 リンク