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本書は、スタンフォードのコンピューター言語学者が、食の言語を手掛かりに人類史を探究するという異色... 本書は、スタンフォードのコンピューター言語学者が、食の言語を手掛かりに人類史を探究するという異色の一冊である。そして「食と言語」と聞いて黙っていられなかったのが、辺境をこよなく愛するノンフィクション作家・高野秀行さん。食べ物の語源に舌鼓を打ちながら、いつしか現在取材されている納豆の話へ。本書の巻末に掲載されている、高野さんのエッセイを特別掲載いたします。(HONZ編集部) 世界のあちこちを30年近く旅してきたが、最近、人間集団──大きいものは国民や民族、小さいものは家族や学校まで──の内面的なアイデンティティを形作る三大要素は「言語」「食」「音楽(踊りを含む)」ではないかと思うようになった。 私自身、外国へ行って「なつかしい」と思うのは日本語、日本食、昔なじみの歌などであるし、多くの国の人もそうであるように見える。 ならば、食と言語の組み合わせが面白くないわけがないのだが、一つ問題なのは、
2015/12/30 リンク