注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
東京藝術大学美術館で「金刀比羅宮書院の美」展。これは充実した展覧会で、同館で開かれている広重展と... 東京藝術大学美術館で「金刀比羅宮書院の美」展。これは充実した展覧会で、同館で開かれている広重展と併せて見ごたえがある。展示は金刀比羅宮の書院の間取りに基づき襖絵を再配置するもので、出品できないものは高精度な複製を置き、やりすぎない程度に、なおかつある程度襖絵の空間感覚を把握できるよう工夫されている。当然現場を知る人には物足りないだろうし、大きくはない美術館だから制限も大きかっただろうが、東京で見るならこれ以上を求めるのは難しいのではないか。何がいいかといって「やりすぎない」というところだ。作り物は最小限にとどめ、あくまで作品が見えて来るように、無理に再現できないところは諦めてすっきりやっている所に作品本位の姿勢が感じられる。要は作品より“展示”をみせようと頑張ってしまう本末転倒なものではないということだ。過去に東京国立博物館で「国宝 大徳寺聚光院の襖絵」展の優れた展示があったが、ややそれに
2007/08/19 リンク