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最近、たまたま鈴木博之と石井和紘の『現代建築家』(晶文社)を引っ張り出してきて読んでいたら、石井... 最近、たまたま鈴木博之と石井和紘の『現代建築家』(晶文社)を引っ張り出してきて読んでいたら、石井和紘が、丹下健三を戦後日本を代表するもう一人の芸術家と並べて論じていて面白かった。その芸術家とは黒澤明である。 丹下健三と黒沢明の共通点はいくつか挙げられるであろう。両者ともに、戦後の日本文化に貢献し、しかもそれが広く国民大衆レベルまで浸透し、その上で国際的な評価を受けていっており、また、最近は実際に海外での仕事にも携わっている。 丹下健三と黒沢明は、その作品構成のプロットが実に単純明快であり、しかも、陰影が細やかで、日本的な質を持っていた。丹下健三のひとつの大きな価値は、対社会への趣旨説明の明快さであり、それは、とりもなおさず、作品自体の計画の構成が明快だということである。黒沢明の場合も、たとえば『七人の侍』をとりあげても、話の筋は誠に単純明快である。この映画があとで、いくつもの海外版のイミテ