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文化庁長官裁定制度による明治期地方紙のインターネット公開 福井県文書館(福井県立図書館兼)・長野栄... 文化庁長官裁定制度による明治期地方紙のインターネット公開 福井県文書館(福井県立図書館兼)・長野栄俊(ながのえいしゅん) 福井県文書館・田川雄一(たがわゆういち) ●はじめに 2020年4月10日,福井県文書館では明治15年から明治24年(1882年から1891年)の地方紙約1,800日分について,約7,200件の画像データのインターネット公開を開始した。地方紙は当該地方の近代史研究にとって高い有用性を持つため,世界各国の図書館等で画像のインターネット公開が進んでいるが(CA1577,CA1750参照),日本ではこうした取組みはほとんど見られない。 本取組みは,著作権保護期間が満了した記事だけでなく,著作権者不明等の記事も文化庁長官裁定制度(CA1873参照)を用いて公開するものであり,これだけまとまった量の一括公開は全国的にみても初めてのものと言えよう。以下,公開までの手順を紹介したい。
2020/09/11 リンク