戦時下のイスラエルスタートアップ　社員の3割徴兵で事業停止も

戦時下のイスラエルスタートアップ　社員の3割徴兵で事業停止も

スタートアップ大国イスラエル。サイバーセキュリティーなどの領域で高い技術力を発揮してきた。パレス...概要を表示 スタートアップ大国イスラエル。サイバーセキュリティーなどの領域で高い技術力を発揮してきた。パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘が続く中、現地のスタートアップはどうなっているのか。イスラエル投資で知られるベンチャーキャピタル（VC）、サムライインキュベート（東京・港）の榊原健太郎代表取締役に聞いた。 イスラエルのスタートアップの現状を教えてください。 榊原健太郎サムライインキュベート代表取締役（以下、榊原氏）：投資先企業にヒアリングをしたところ、従業員の3割が兵役に取られてしまっています。最高経営責任者（CEO）であっても兵役の対象です。優秀な技術者が多いため、特殊部隊やエンジニアリングといった部署に所属しています。人員が限られるスタートアップにとって中核人材の3割がいなくなることは痛手であり、事業が止まってしまった企業もあります。