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先週末、京都市内で『東アジア反日武装戦線』という韓国のドキュメンタリー映画の上映会があり、参加し... 先週末、京都市内で『東アジア反日武装戦線』という韓国のドキュメンタリー映画の上映会があり、参加した。 1970年代に日本で起きた有名な一連の事件と、関係者のその後を題材としたものである。監督のキム・ミレさんは、韓国で労働問題を題材に映画を撮ってきた人だが、その彼女がこの出来事について知ったのは、日本に来て釜ヶ崎で「昔、こんな闘いをした人たちが居た」と、偶然に聞いたことによる。 建設労働者であった父親をもち、韓国や日本社会における虐げられた人たちの映画を撮り続けてきたキムさんは、この出来事に強い関心をもち、映画をとるにいたったようだ。 作品では、当時の檄文などと共に、事件の経緯が詳しく紹介され、その中心となった人たちの痕跡や、その後の人生を追って、日本各地で撮影が行われる。それを通して、この出来事についての、日本の権力や社会の対し方のようなものが(他者の眼から)浮き彫りにされていたと思う。
2019/10/06 リンク