注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
『偕行』が1984年から翌年にかけて連載した「証言による南京戦史」、およびそれをまとめた『南京戦史』... 『偕行』が1984年から翌年にかけて連載した「証言による南京戦史」、およびそれをまとめた『南京戦史』、『南京戦史資料集I、II』は日本における南京事件論争史において一つの画期をなす出来事だったと言える。というのも、旧陸軍将校の親睦団体が収集した資料によって数万にのぼる捕虜、敗残兵の殺害があったこと、現地軍の幹部が軍紀の頽廃を認識していたことが異論の余地無く明らかになったからだ。もちろん『南京戦史』は史料から判明する数字をいわば割引して事件を評価しているが、資料の収集そのものは(それまで日本政府がネグっていたことを考えると)当事者なりに誠実に行なったと言ってよいのではないだろうか。第16師団師団長だった中島中将の日記などは遺族から提供されたものだが、人によっては公開せずに処分してしまってもおかしくない内容の日記類を提供し、公開に同意した人々の公正さは高く評価されるべきなのに、それを踏みにじる
2014/08/27 リンク