注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
最近、初めて付き合った人のことを思い出すことが多い。大学1年から卒業までずっと付き合っていた人だっ... 最近、初めて付き合った人のことを思い出すことが多い。大学1年から卒業までずっと付き合っていた人だった。町を歩けば、なぜか元カレに似た顔ばかり目に入る。 私から振った恋だった。別れる前は毎日のように泣いていたくせに、別れてからは驚くほどあっけらかんとしていた。 振った理由は簡単で、もう続けられないと思ったから。だけど、それを決めるまでの過程は地獄だった。「初めて付き合った人は、自分が亡くなったときに三途の川を背負って渡ってくれる」という言い伝えを思い出してしまって、年老いてしわしわになった私を彼が背負ってくれる未来を想像して、泣いて泣いて、それでも別れを告げた。 別れた瞬間、私はもう少女じゃなくなったと思った。あの恋はまさに「少女の恋」だった。一生を誓ったり、結婚を夢見たり、全身で恋をしていた。 でも、振ったことで、少女としての自分を捨ててしまったような気がした。そこからの私はすれっからしに
2024/12/25 リンク