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超有名だけど萩尾望都の「イグアナの娘」は、小学生の時に読めてよかったと思う作品。短編だけど何度も... 超有名だけど萩尾望都の「イグアナの娘」は、小学生の時に読めてよかったと思う作品。短編だけど何度も読み返している。 「抑圧する母と娘」という構造の全部が詰まっているといってもいいだろう。 高尾滋「てるてる×少年」は主人公の女の子と幼馴染かつ彼女に仕える忍びの少年との恋愛が主軸だけど、物語の核心には主人公と母親の関係があるんだよね。 少女漫画としておもしろいからおすすめ。そこそこ長いかも。 小説のおすすめは、笙野頼子「母の発達」。学歴主義で娘をがんじがらめにする母と、落ちこぼれてなおもがく娘のほぼふたりしか登場しない。 なお母は序盤早々に死ぬ(娘に殺される)が、そこからぶっとんだ物語が始まる、まさに「おかあさんホラー」。 物語は抑圧ターンともがきターン、解放ターンだけでできてるのに、なんでこんなにおもしろいんだろう。 海外小説では、ジャネット・ウィンターソン「オレンジだけが果物じゃない」。 狂