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「おっぱい」を『日本国語大辞典』第2版でしらべると,「随筆・於路加於比(1859-60頃)三「乳汁をおっ... 「おっぱい」を『日本国語大辞典』第2版でしらべると,「随筆・於路加於比(1859-60頃)三「乳汁をおっぱいとは,ををうまいの約りたる語なるべく」という用例がみえる。この辞書の性質からして,これが「おっぱい」という語の初出と考えられる。そして,「語源説」の欄には,「イッパイ(一杯)の訛〔大日本国語辞典〕」とある。用例にある「ををうまいの約りたる語」という語源説をのせないのは,用例だけでその存在を示しうると考えたからだろう。したがって,『日本国語大辞典』の提出している「おっぱい」の語源説は,「ををうまいの約りたる語」「イッパイ(一杯)の訛」の2つである。幕末の音韻体系では,「おっぱい」は[oppai],「ををうまい」は[oːumai],「イッパイ」は[ippai]と発音されたはずだが,[oːumai]が[oppai]となる音変化はにわかには想定しがたい。mとbが交替することはしばしばみられる
2015/03/07 リンク