『ジネットのフォルテッシモ』

『ジネットのフォルテッシモ』

この世に「もしも」があったならばのお話し・・・・・・・彼女がもう少し生きながらえることができたな...概要を表示 この世に「もしも」があったならばのお話し・・・・・・・彼女がもう少し生きながらえることができたなら、 ２０世紀のヴァイオリン演奏の世界は随分と変わっていたかもしれない。 まるで生き急ぐように時代を駆け抜けた女流演奏家がいた。 ２０世紀最高のヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー（Ginette Neveu 仏・１９１９～１９４９）。 ヴァイオリニストの両親の元に生まれ、７歳の時、ブルッフのヴァイオリン協奏曲でデビュー。 １１歳でパリ音楽院を首席で卒業後、スイスに招かれメンデルスゾーンの協奏曲を演奏する。 １０歳の時、大家ジョルジュ・エネスコの教えを受ける。 ある日、師エネスコから演奏法について指示を受けた際、10歳のジネットは、師に向かってはっきりと 答えたという。 「わたし、自分が感じたようにしか奏けません･･･････。」 １２歳でカール・フレッシュの門下生となる。後に大家フレッシュをして