『東本京史「トラちゃん文庫」難波侠客伝：杜若』

『東本京史「トラちゃん文庫」難波侠客伝：杜若』

東本京史　「トラちゃん文庫」 「難波侠客伝」日本最後の侠客、大越龍蔵が悪に立ち向かう！ 背中の昇り...概要を表示 東本京史　「トラちゃん文庫」 「難波侠客伝」日本最後の侠客、大越龍蔵が悪に立ち向かう！ 背中の昇り龍、二の腕のクレマチスを咲かせ男伊達をみせる。 クレマチスは策略の花、さて今日のクレマチスは…… この小説はフィクションです、実在とは関係ありません。 「杜若（かきつばた）」　　１９ 「我々の組織には、日本の代議士がからんでて、 秘書が連絡係りになってます。 組織内のようすは代議士に伝えられて、 代議士から察や検察庁に圧力をかけているんです。 大物代議士なのですが、金で名誉を守ってきました。 今もその金権体質は変わりません。 宮本が、組織に潜り込んだんですが、 逆スパイだと解った代議士は、身の危険を感じて、 検察庁に圧力をかけてクビに追い込んだんです。 鬼頭さんも同じ運命を辿るはずでしたが、 鬼頭さんは慎重で頭の回転が良く、 ボロを出さなかったんです。 鬼頭さんは組織に顔を出すと、 若い日本人