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未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書) 著者:片山 杜秀 販売元:新潮社 (2012-05-25)... 未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書) 著者:片山 杜秀 販売元:新潮社 (2012-05-25) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★★ 先週紹介した橘玲氏のように日本人は「無宗教」だとか「合理的」だとかいう通俗的な日本人論は多いが、日本人が合理的なら、かつての戦争で「天皇陛下バンザイ」と叫んで玉砕するバンザイ突撃のような狂信的な作戦で世界を震撼させたのはなぜか――本書はこの謎に見事に答えている。 日本軍は日清・日露戦争までは「まぐれ当たり」で勝ったために自己の力を過信し、太平洋戦争まで暴走してしまった、という解説がよくあるが、その間には第1次大戦があった。これはそれまでの地域紛争とは質的に異なる総力戦であり、そこで勝敗を決するのは動員できる物資の量だから、日本のような「持たざる国」がアメリカのような「持てる国」に勝つことは不可能である。 これを誰よりもよく理解
2013/02/28 リンク