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福岡市博物館に保存されている現存最古の国産乗用車「アロー号」=福岡市で2009年8月9日、川名壮... 福岡市博物館に保存されている現存最古の国産乗用車「アロー号」=福岡市で2009年8月9日、川名壮志撮影 福岡市博物館に保存されている現存最古の国産乗用車「アロー号」が9日、日本「機械遺産」に認定された記念のセレモニーで、約20年ぶりに走行した。 1916年製、4人乗り。エンジンからタイヤまですべて国産。最高速度は55キロ。白煙を吐きながら同館の中庭を軽快に走る「生きた化石」の健在ぶりに、マニアからも歓声が上がった。 自動車産業発展の草分けだったこの車。軽量小型に設計され、重厚長大型の米国車と差別化も図っていた。「今流行のエコカーの先駆けでした」と関係者は誇らしげだった。【川名壮志】