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欧州理事会が金融市場を感心させるような発表を行い、いざ実行の段階になるとすべて台無しにしてしまう... 欧州理事会が金融市場を感心させるような発表を行い、いざ実行の段階になるとすべて台無しにしてしまう。そして不協和音が鳴り響き、市場はパニックに陥る――。最近の欧州ですっかりお馴染みとなったパターンである。 では、欧州大陸の銀行に対するストレステスト(健全性審査)を巡っても、このパターンが繰り返されるのだろうか。 2週間前に開かれた欧州連合(EU)首脳会議では、主要銀行26行のストレステストの結果を公表することで合意したのが唯一の朗報だった。これを受け、対象となる銀行を100行に広げる交渉も始まった。この中には、大きなリスクを抱えていると考えられているドイツのランデスバンケン(州立銀行)や、カハと呼ばれるスペインの貯蓄銀行も含まれている。 ストレステストを実施してその結果を公表したらいいと考える理由は、主に2つある。1つは、銀行システム全体について市場が感じている不確実性を、透明で信頼の置ける
2010/07/06 リンク