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蔵書を電子データで利用者に貸し出す「電子図書館サービス」の市場が立ち上がってきた。先行する紀伊国... 蔵書を電子データで利用者に貸し出す「電子図書館サービス」の市場が立ち上がってきた。先行する紀伊国屋書店が凸版印刷との協業で導入実績を伸ばす一方、大日本印刷や日本ユニシスも近く参入する。本格普及をにらみ、出版社も協力姿勢に転じている。古い書籍の電子化を請け負うなど、ノウハウは電子書籍の本格普及期にも生かせるとみられる。 紀伊国屋が大学向けに提供する電子図書館サービス「NetLibrary」。2009年10月時点で106だった導入法人数は、この9月に182に増えた。起爆剤になったのが凸版との提携だ。出版社向けに凸版の工場を活用して、無料で書籍電子化を請け負うサービスを2009年10月から始めた。 書籍の電子化は1ページ200円はかかるとされる。これらの初期投資を不要にしたことが、出版社に好意的に受け止められた。書籍の提供出版社はこの1年で30社弱から42社に急増。和書の品ぞろえは1500点から
2010/09/29 リンク