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物語は、負債300万円を抱えて解散の危機に瀕したカンパニー・シアターフラッグ(動員約1,500名だが毎回... 物語は、負債300万円を抱えて解散の危機に瀕したカンパニー・シアターフラッグ(動員約1,500名だが毎回赤字)に対し、主宰の兄(中小工務店勤務のサラリーマン)がお金を貸す代わりに、今後2年間の収益から完済を迫るもの。カンパニーの収支はすべて管理する名目で、公演予算とそれに伴う各種発注、票券管理まで手掛ける兄だが、本人は制作者とは思っていない。父親が売れない役者で早死にした過去もあり、社会人の醒めた目で小劇場界に素朴な疑問を呈し、それを一つずつ改善していく内容だ。 危機の原因は、これまで多すぎた出演者(約20名)を絞った戯曲を書いたところ、劇団員の反感を買って半数が退団したというもの。赤字を立て替えていた制作者も、彼氏である俳優と共に退団。そこでこれまでの返済を迫られ……という小劇場にありがちな設定。沢城氏をモデルにしたのだろうか、そこへ人気声優が入団希望で現われ、新生シアターフラッグの公演
2010/10/08 リンク