「王様の速読術」の感想 - 適宜覚書はてな異本

「王様の速読術」の感想 - 適宜覚書はてな異本

この本は本当に速読術の本かと問われると「ウッ」と答えに窮するものがある。何故なら自分が今まで速読...概要を表示 この本は本当に速読術の本かと問われると「ウッ」と答えに窮するものがある。何故なら自分が今まで速読術に対して漠然と抱いていたイメージとは随分違うからだ。 自分が考えていた速読術と言うのは、超高速な精読だ。精読とは本の最初から最後まで一言一句逃さず目を通すような読み方である。それを早めるとなると高速で眼球を動作させ、最初は一息に一行単位で読み、鍛えることによって一回当たりで同時に3-4行を読むことを可能とする。これを発展的に進めるとページをちょっと眺めることで写真を撮影するように内容が頭に入るという写真読みになる。 しかし、俄かにはその方法は信じ難い。機械がスキャンするのであれば解釈も何も無く、字形を取り出せば良いが、内容も分からずに読んでいるのでは意味が無い。とはいえ実際速読をこなす人の多くは当然ながら内容を理解して読了している。意味を持ったインプットと速度を両立しているのだ。普段一生懸命読

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