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■大卒と非大卒に二分する境界線 「格差社会」は現代日本を語るキーワードとなったけれども、格差とはな... ■大卒と非大卒に二分する境界線 「格差社会」は現代日本を語るキーワードとなったけれども、格差とはなにか、それはどんな仕組みで生まれたのかが明確にされることはめったにない。本書は格差論バブルの陥穽(かんせい)を突き、大規模社会調査に依拠して、大卒層と非大卒層とを境界づける「学歴分断線」こそが、人々の経済的豊かさやチャンスとリスク、希望などにおける格差現象の正体であることを一貫して暴く。 格差社会を読み解く視角として、下流社会論や希望格差論が主張され、学問的にも社会階層論や経済学的格差分析がすでに存在する。著者は学歴格差に着目するアプローチが、それらを含み込んだ包括的な説明枠組みとして優位にあることを、説得的に提示している。 高学歴化と学歴競争によって特質づけられる昭和の学歴社会は、平成に入って様相を変えた。18歳人口は減少し、大学の門は広く開かれた。にもかかわらず大学進学希望率は50%程度で