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岩波書店が8月、創業100年を迎える。新書や文庫、本格的学術書などで、古今の「知」を教養として届... 岩波書店が8月、創業100年を迎える。新書や文庫、本格的学術書などで、古今の「知」を教養として届け、月刊誌「世界」を舞台に戦後の言論を主導してきた出版社の一つだ。だがいまは、分かりやすく知を整理した本に人気が集まり、思想的な対立軸も不透明な時代。岩波ブランドはどこへ行くのか。 ■言論を主導し存在感 「知の基盤を築く本を出し続けてきた」。今月1日に就任した岡本厚社長(59)がこう語るように、岩波の持つブランド力の源泉は、刊行してきた本に蓄積されている知そのものだ。 世界の古典を安価に提供してきた岩波文庫は代表例。第2次大戦では学徒出陣の若者が携えていった。版を重ねたロングセラーが多く「収益の柱の一つ」(富田武子秘書室長)だ。 一方、一線の研究者を集めて哲学や歴史などを体系的にまとめた「講座」「全集」を刊行。知識人たちの集う場として存在感を示した。月刊誌「世界」は憲法9条護持を掲げ、戦後民主主
2013/06/14 リンク