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「凶悪犯罪の増加」や「子供の犯罪の増加」、ひいては「日本の治安が低下している」という言説が全く根... 「凶悪犯罪の増加」や「子供の犯罪の増加」、ひいては「日本の治安が低下している」という言説が全く根拠が無いということ、またそれによって生じた法制度改革などにより、日本はむしろますます受刑者数が増加する可能性があることなどを、犯罪学者と社会学者の二人が論じたもの。 議論は極めて論理的に組み立てられ、読んでいるだけで気持ちがよい。全四章からなり、第一章と第四章を犯罪学者の浜井が、残りの第二章と第三章を芹沢が論じるのだが、まず第一章では犯罪の増加という言説が全く統計的根拠が無いことが論じられる。主な論拠は、犯罪の検挙率とは、犯罪の検挙数を犯罪の認知数(警察が取り上げた件数)で割り込んだものだが、実際に生じている犯罪は認知件数以外にも存在し(暗数と呼ばれる)、昨今の検挙数の低下は全体的な犯罪数を云々するものではなく、単に警察の方針の変化により認知数が増加し、暗数が減ったためだとする。犯罪の総数や暗
2007/01/17 リンク